今回は、iOS向けパーカッションアプリ「Impaktor」を、本格的な楽器として使えるセッテイング例をご紹介しよう。
一連の流れを動画にまとめているので、まずはそちらをご覧頂きたい。
公式デモビデオで行われているような、iPhoneの内蔵マイクから音を拾う方法では、他の楽器との合奏などが行えない。まずはiPhoneにトリガー音のみを入力する仕組みが必要だ。
今回使ったのは、iPhoneをギター用エフェクターとして使えるデバイス「iRig STOMP」。
大きなノブで入力レベルを細かく調整できるので、ジャックのみのノーマルiRigよりもこうした用途には便利だ。
そこに、エレドラ用のパッドを接続してみた。
このPEARLのパッドはジャンクコーナーで何百円かで買ったものだが、立派に使うことができた。叩く強さによって出力されるトリガー用パルスのレベルが変化するので、演奏のダイナミクスがImpaktorに細かく反映される。iRig STOMPの入力レベル調整と組み合わせると、かなり微細に感度を調整できる。
その他、チューナー用のクリップ式マイクを使うのも面白い。
装着すればどんな物もパーカッションにできるので、丁度KORG WAVEDRUM miniのクリップセンサーと同じような使い方が可能だ。
冒頭の動画でもご覧いただける通り、このセッティングとImpaktorのサウンドバリエーションが組み合わさると、まさに「楽器」と呼ぶにふさわしい表現力が発揮される。ライブなどでも十分に実用となるだろう。
次回は、Impaktorの音源部とアプリ内の機能についてご紹介する。