■AIRA Effectsについて
Rolandの新製品に関して色々とあるので、連投してみます。まずはAIRA Effectsから。 #AIRA Effects
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
ユーロラックユーザーとして個人的に今一番充実してほしかったのがエフェクトモジュール。なので、素直に嬉しい気持ちがまず一点。 #AIRA Effects
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
今、外にモジュラーを持ち出す時はStrymonのストンプ系を主に使っている。サウンドは最高だけど、ユーロラックの中に収納できたら輸送やセットが劇的に楽になる。 #AIRA Effects
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
Strymonのエフェクターはデジタルだけど、内部処理96KHzでアナログサウンドとも本当に相性が良い。ここは同じく96KHz処理のAIRA Effectsにも大きく期待したい所。 #AIRA Effects
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
ユーロラックのエフェクトでは、昨年出たDave Smith InstrumentsのDSM02 Character Moduleも96KHz処理。この流れはトレンドになるかも。 #AIRA Effects
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
僕個人の理想として、ユーロラックは「シンセ」を超えて、効率的なハードウェアシステム構築のための規格として普及してほしい。 #AIRA Effects
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
DJだって、ギタリストやヴォーカリストも!エレクトロな手法を使うミュージシャンは、皆自分のラック持つような! 想像しただけで愉快な未来! #AIRA Effects
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
その布石として、AIRA Effectsは大きな存在になって、他の様々なメーカーが追従してほしい! #AIRA Effects
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
System-1Mと500シリーズについてはまた後ほど。お読み頂いた方、ありがとうございました! #AIRA Effects
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
※AIRA Effects補足
Tweet時にはAIRA Effectsの大きな利点を見落としていた。4機種とも共通して、下記の「バーチャル・サブモジュール」の機能が搭載されている。
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(AIRA Effects機種名)は、以下の15種類のバーチャル・サブモジュールを搭載。将来的にはこの機能を拡張し、サブモジュールの種類を追加する予定です。
LFO、ADSR、NOISE、SAMPLE & HOLD、RING MOD、FILTER 6dB、FILTER 12dB、TONE、AMP、MIXER、STEREO MIXER、CURVE CONV、GATE DIVIDER、TRIG TO CV DELAY TIME、MIDI CLOCK TO GATE
(ROLANDの製品情報ページから引用)
http://www.roland.co.jp/products/bitrazer/
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これらを任意に組み替えて、オーディオやCVで入出力できるモジュール…パッチング命のモジュラーユーザーにはとてもゾクゾクくる仕様!
■SYSTEM-1mについて
SYSTEM-1mについて連投。まず、シンセフリークとしての自分の究極の理想はNordmodular+CV/GATE的なものだったけど、さすがにそれは望み過ぎか(^^;) #SYSTEM-1m
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
だけど、プラグアウト=ソフトウェアとCVの連続性が確保されているので、いつでもNordModular以上の自由度を得る可能性がある。この連続性はほんとに大きい。 #SYSTEM-1m
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
MIDIをCVに変換するんじゃなくて、バーチャルなパラメータが直接CVに変換される、そして現実のCVを直接ADコンバートできる。これはほんと素晴らしい。 #SYSTEM-1m
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
ソフトウェア的にはReasonやMAX/MSPで出来るんだけど、残念ながら「オーディオインターフェースを流用」という間接的な方法になる。その点、AIRAは強い #SYSTEM-1m
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
鍵盤付きSYSTEM-1と同等位の価格とすると、5万円台?。LFO、エンベロープ、MIDI/CVコンバータの機能だけで、従来のユーロラックモジュールだった行ってしまうので、やっぱり世界が変わる。#SYSTEM-1m
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
CV、MIDI、そしてソフトウェア内部のパラメータ、これらがシームレスにつながるエキサイティングな世界に、工夫無しで「親切に」連れて行ってくれるのがSYSTEM-1mの魅力だと思う。 #SYSTEM-1m
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
以上、スペックから読める部分だけ語ったけど、早く音出したい!読んでくださった方、ありがとうございます! #SYSTEM-1m
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
※SYSTEM-1mまとめ
価格はどうやら8万円台付近になる模様。だけど、19個もI/Oが付いているなら素晴らしいコストパフォーマンス。正直、ノーマルSYSTEM-1にはあと一歩の感があったけど、1mで期待以上の形で解消された感じ!
■SYSTEM-500シリーズについて
ROLANDのSYSTEM-500について。まず、リアルアナログのモジュールが複数出るのは全く予想外だったので、かなり驚いた。 #SYSTEM-500
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
モジュールやエフェクターを作っているアメリカのMalekko社に生産受託されている点が話題だけど、往年のSYSTEM-100MやSYSTEM700時代の機器の情報って、もしかしたら社外の方があるのかも。資料的な意味と、経験的な意味の両方で。 #SYSTEM-500
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
サウンド等については現物に触れてからとして、個人的に一番期待したいのは「流通」の面。ユーロラックモジュールは小さなメーカーが大半なので、特に日本国内だと、在庫数がかなり少ない場合も多い。 #SYSTEM-500
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
いざ「モジュラー買うか!?」という気持ちになった時、すぐ手に入らないのは気持ち的に冷めてしまうパターンもありそう。そこに「全国ですぐに手に入るモジュール」としてROLAND製品が在ると、ユーザー拡大に少なからぬ効果があるはず。 #SYSTEM-500
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
是非、息の長い製品となって、ユーザーの意図に応じたシステム構築を支えて欲しい。価格よりも、サポートを含めてそうした面を期待したいです。以上、読んで頂いた方ありがとうございます。 #SYSTEM-500
— 大須賀淳(シンセ監督) (@jun_oosuga) 2015, 4月 15
※SYSTEM-500
これはAIRA限定の話じゃなく、モジュラーシンセ界が「まだ見ぬ次」に至るためには、技術面よりも生産や流通の面で解決しなければならない問題が多く、その土台があってこそカルチャーが形成されると僕は思っている。これは復古ではなく、新しい道のりの開拓なのだ。